ゴルフをエンジョイされている皆様、現在のご自分のスイングに満足されていますか?
自分はというと、あることがあるまではほぼ満足していました。そこそこいけてるんじゃないかと思っていました。
その、あることとは練習場で自分のスイングをビデオで撮影したことです。
飛球線後方からの撮影ではそんなに軸はぶれていないのですが、正面から撮影すると悲惨なほどスエーしていました。
身体を右に傾けることがバックスイングの始動のきっかけになっていて、ダウンスイングではその反動で今度は左に大きくスエーしています。

これでは安定したショットは望めないのは一目瞭然です。
そこで一念発起してスイング改造に取り組むことにしました。
でも、悪癖はなかなか直らず、どうしても身体を右に傾ける動作からバックスイングに入ってしまいます。

悪戦苦闘の末に行きついたのが、ゴルフの基本である出尻鳩胸でアドレスすることでした。
股関節で身体を曲げてお尻を突き出して前傾姿勢をとり、胸をぐっと張り背筋をピンと伸ばして前傾姿勢を崩さないままスイングする。
(片山晋呉プロがゴルフ中継でよくやっている、スイングの前にクラブを股関節に当てて前傾姿勢をとっているポーズです。)
このアドレスをとれば下半身が安定して、バックスイングで腰を極力回さずに肩を90度回すという、「究極のバックスイング」をとることができるようになりました。
やっぱりゴルフは基本が一番だな~と感心して黙々と練習していたのですが、2ヶ月程前から胸骨の一番下のあたりが少し盛り上がってきていました。
しかも触ると少し痛みを伴います。
ですが、あまり気にもとめず、且つ、気持ちの良いショットが打てるようになり、練習も楽しくて、やっぱりゴルフは練習あるのみと納得して練習を続けていました。
そんなある日、明日のラウンドに備えて練習場に行き、3時間400球打ち込んで気持ちよく帰宅して、気持ちよく就寝したものの、朝起きると右足の膝の裏側っていうんでしょうか、ふくらはぎの上ですね、ここが痛くって歩くのも苦痛なラウンドを強いられました。
無理をして行ったラウンドの翌日には、以前から気になっていた胸骨の盛り上がった部分が咳をしても激痛が走るようになり仕方なく病院へ。。。
超音波で盛り上がりの大きさを見ていただいたのですが、幅11.8mm高さ9mmの立派な盛り上がりでした。
レントゲン写真はいただけなかったので、診断で聞いた所見画像を掲載します。
悪性所見はなしという診断を頂きましたが、痛みの原因は、右鎖骨と胸骨との接点あたりの骨折は見受けられものの、それと胸骨の痛み及び右足痛は関係がないらしく、左骨盤に負担をかけるスイングが原因で左骨盤を傷め、傷んだ左骨盤を庇う事で、あちらこちらに痛みとして症状が現れているということでした。
また、うつ伏せになっての診断では背骨の右側の筋肉が左側より異様に盛り上がっていると指摘されました。
それに加え、左手は肘を曲げた状態では何の痛みもないのですが、ピンと伸ばした状態では痛くって上げることはできない状態になっています。
このスイングは貴方には向いていないという助言と、且つ、1ヶ月ほどのゴルフ禁止令を頂きました。
ゴルフ禁止令の解ける1ヶ月後には、病院には内緒ですが究極のビューティフルスイングを目指して練習を再開したいと思います。
(馬鹿は死ななきゃ直らないっていうやつです。)
こんな症状に陥る方も居るかと思い、また、こんな馬鹿も居るんだということをお知らせしたくこのページを掲載しました。
くれぐれもご自愛なさりながらスイング改造に取り組んで頂きたいと思います。

↑ PAGE TOP