先日アイアンを交換しました、といっても中古品ですが。
で、早速練習場に行ったのですが、どうも調子が悪いのです。
どこが調子が悪いのかというと、気持ち良く振れるクラブと、ダフリやトップをするクラブがあるのです。
今まで使っていたシャフトはグラファイトデザインのAD-75で、ちょっと軽い感じだったのでシャフトに鉛を少々貼って使っていました。
今度のクラブのシャフトはフジクラのMCI-100Sで、AD-75と比べるとちょっとハードかなという感じです。
ちょっとのハードさの違いでで打てないのかと思い、転売しようかなとも思ったのですが、新しく買ったクラブのヘッドの美しさと、憧れだったMCI-100Sのシャフトを使いたいがために、ネットでいろいろ調べると
GOLF MECHANICさんのHPに辿り着きました。
クラブの慣性モーメント(MOI)について次のような記載があります。
以下抜粋です。
通常のクラブは番手ごとにスイング感が違います。それはバランスを番手ごとに適正フローさせずにほぼ同一に合わせていることが主な原因です。
この従来から使われているバランス(D0とかD1とか)ですが、本当は短いクラブから長いクラブに向かって軽くしなければいけません。

 しかし、量産工程でこれをするのは非常に難しいことなのです。バランスを同じ値に揃える作業は簡単にできますが、ある法則に従った間隔でバランスをフロー(PW:D3→#9:D2.5→#8:D2→#7:D1.5→#6:D1→#5:D0.5のように)させることは熟練が必要ですし時間が掛かり過ぎて合理的ではなくビジネスになりません。しかもこのバランスフローでクラブを作るとなると膨大な種類のクラブを作らなければならなくなります。
 そこで、バランスを同じに揃えれば難しく振りにくくなる番手はあるけれど何本(2本〜3本)かは振りやすいクラブも存在するセットになるだろうという考えが生まれたのです。これが現在の量産品クラブの調整方法です。クラブセットの中で何本かは振りやすく調子がいいけれど他は難しいというのはこれが原因です。
 バランスを適性にフローさせるると適正なクラブMOIに近づくことがあります。その場合でも重量フローとシャフトの歪や特性も同時にマッチングさせなければ完全なクラブセットにはなりません。
要するにバランスを同一にしたのでは振りやすいクラブと振りにくいクラブが存在するそうです。
これを見て自分なりに納得しました。
7番アイアンは気持ち良く振れるのにPW~8番、5・6番は振りにくいのです。当然ミスショットの連発です。
GOLF MECHANICさんに調整をお願いしたいところですが、値段を見ると1本で5千円くらいするようなので、とりあえずは自分でバランスフローをしてみようということにしました。
気持ち良く振れる7番アイアンのバランスがD1.5だったので8番アイアンからPWに向かって0.5ポイントずつ増やしていきました。
PW:D3
9I:D2.5
8I:D2
7I:D1.5
逆に6番と5番はバランスを減らすわけですが、増やすのであればヘッドに鉛を貼れば簡単ですが、減らすとなるとシャフトカットかグリップを重い物に変更するかしか思いつきません。
シャフトカットはカットする長さにもよるでしょうが、シャフトの振動数とかに影響が出るであろうし、何よりも切った物は元に戻せないということで却下しました。
そこでグリップを重い物に変更することにしたのですが、なかなか適当な重さのグリップが見つかりません。重いグリップもあるのですが、グリップが太くなってしまいます。
ネットで探していると、カウンターバランス用のウエイトを発見しました。シャフトのグリップエンドに挿入するウエイトです。
これならシャフトの長さも殆ど変わらず、且つグリップを交換するより、グリップエンドに重さが集中するのでバランスを軽くするには一番効果的です。
ただ、重量フローも大事なのですが、カウンターバランス用のウエイトを入れると最低でも8gあるので1番手小さなクラブと重量が同じくらいになってしまいます。
重量フローとバランスフローのどちらをとるかは本人の考え方次第なのですが、自分は振り心地のよいバランスフローを優先しました。
その結果7Iと6Iの重量は同じくらいになってしまいました。
6I:D1.0(にする予定でしたがD1.0では打ちづらくD0.5にしました)
5I:D0.5(の予定でしたが上記と同じ理由でD0にしました)
でも、ミスショットは格段に減りました。
興味のある方、この番手はどうも打ちにくいというクラブがある方はお試し頂く価値はあると思います。
グリップリムーバーによるグリップの抜き取りです。慣れれば1本抜くのに1分かかりません。
ただ、両面テープがシャフトに残らずにグリップ内に残ってしまうことがあります。
この場合は、両面テープを取り除くのに一苦労します。
グリップボア クリーナーという便利な商品があるようですが、自分はまだ持っていないので、溶液をグリップ内に十分に入れてグリップリムーバーでぐりぐり回して取り除きました。
因みに溶液は安価な灯油を使用しました。
十分に両面テープが取り除けたと思った状態でグリップの重量を量ります。
元の重さより1gか2gの増量はは仕方ないかなという感じです。
以下は自分の感想ですが、装着して相当な日数の経過したグリップは両面テープがシャフトにくっついてグリップ内に残らないのですが、入れて間もないグリップは両面テープがシャフト内に残るような気がします。
自分の場合は、自分の振り心地のよいバランスにするために何度もグリップを抜き差ししたのでグリップ内に両面テープが残ることが多かったです。
カウンターバランス用のウエイトをグリップ内に挿入しました。 
でも、買ったウエイトは内径がカーボン用で12.3mmでMCI-100Sの内径より1mm程太く、ヤスリでゴシゴシと削って1mm程度細くしました。
材質は鉛かと思っていたら結構硬い金属で苦労しました。

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